3D Tilesとデジタルアーカイブ技術を活用し、戦災の記憶を心理的安全なバーチャル空間で体験・継承するシステム。 東京大学 渡邉英徳研究室にて開発。
戦災VRは、第二次世界大戦中の空襲や原爆被害の記憶を、3D Tiles技術を用いてバーチャル空間に再構築するプロジェクトです。 古写真、証言、歴史資料をもとに、当時の街並みや被害状況をVR空間内で体験できるシステムを開発しています。
従来の写真や映像だけでは伝えきれない空間的・感覚的な体験を、心理的安全性に配慮したデザインで提供することで、 戦争体験の次世代への継承と、平和教育への新しいアプローチを実現します。
3D Tiles規格を採用し、大規模な3Dデータを効率的にストリーミング配信。 ユーザーは自由にバーチャル空間内を移動し、被災地の様子を体感できます。 心理的安全性を担保するため、体験の強度を段階的に調整できるインタラクション設計を導入しています。
古写真のカラー化技術(渡邉研究室の知見)と組み合わせ、モノクロ写真からリアルな色彩を復元。 証言音声やテキストと連動させることで、より深い理解と共感を促すマルチモーダルな体験を実現しています。
NHK「首都圏ネットワーク」にて戦災VRプロジェクトが特集されたほか、 NHK Eテレ「科学の扉、開けちゃいました。」、NHK「ブラタモリ」東京大学SP、 TBS NEWS DIGなど複数のテレビ番組で取り上げられています。
2025年の大阪・関西万博では国連パビリオンにて「零式水上偵察機VR」とともに展示。 TBSとの共同制作による歴史継承VRコンテンツとして公開されました。
3D Tilesを用いた戦災VRシステムの開発
日本バーチャルリアリティ学会 学術大会論文集(2023)